安仁屋宗八あにやそうはち
元プロ野球選手、解説者[日本]
1944年 8月17日 生 (満80歳)
安仁屋 宗八(あにや そうはち、1944年8月17日 - )は、沖縄県那覇市出身の元プロ野球選手(投手)・コーチ・監督、解説者・評論家・ラジオパーソナリティ。
沖縄出身初のプロ野球選手として知られる。
経歴=
プロ入りまで=
父・宗英、母・ミツ夫妻の六男として生まれた安仁屋は11人兄弟の第8子で、生まれた時は第二次世界大戦の真っ只中であり、生後数ヶ月の時に一家で大分県へ疎開。
安仁屋自身は記憶が全く無かったが、家族や親戚が集まって祝い事をする時に当時の話を聞いた。
父と祖父が漁師をしていたため船を持っており、エンジンの付いていない手漕ぎの小型船2隻に分乗し、家族と親戚を合わせた14、5人で移動。
日中に船を動かすと攻撃を受けるため、島影や洞窟に隠れて待機していた。
移動は夜中に星を目印にしての航海であり、父と祖父の経験と勘だけが頼りであった。
エンジンがある船でも沖縄から鹿児島県まで25時間かかっていた時代で、目的地にたどりつくのに相当な日数を費やした。
大分に着くと寺に寝泊まりしたが、知り合いもいなかったため、父や兄たちは食料を調達するため大きなリュックを背負って汽車に乗り、和歌山県あたりにまで買い出しに行くなど大変苦労した。
ある日空襲に遭うが、警報が鳴って防空壕に身を寄せていると、近くに爆弾が落ちて壕が崩落。
赤ちゃんであった安仁屋だけが土砂に埋もれたが、母は姉のお下がりで身に着けていた赤い着物が ……
安仁屋宗八さんが誕生してから、80年と96日が経過しました。(29316日)