生年月日データベース

山根貞男やまねさだお

映画評論家[日本]

1939年 10月15日

2023年 2月20日 死去胃がん享年85歳

山根 貞男(やまね さだお、1939年10月15日 - 2023年2月20日)は、日本の映画評論家、漫画評論家、翻訳家。
かつては、菊池浅次郎名義をペンネームとして使用しており、「菊池浅次郎」は映画『明治侠客伝 三代目襲名』の鶴田浩二の役名に由来している。
経歴= 大阪府出身。
大阪外国語大学フランス語科卒業。
大学時代は演劇部の活動に熱中する。
25歳で書評紙『日本読書新聞』の編集者となる。
1967年には、読書新聞の同僚だった権藤晋(高野慎三)や、石子順造らと日本初の漫画評論誌『漫画主義』を創刊。
菊池浅次郎名義で、3月の創刊号に漫画史上画期的なつげ義春の「沼」を論じた「不可能性への出発」を掲載。
白土三平以外で最も早い時期につげ義春を絶賛。
同誌や「夜行」などでつげ義春の作品などを論じた。
1969年から1971年まで波多野哲朗(大学の演劇部の先輩だった。
)、手島修三とともに映画批評誌『シネマ69』(誌名は『シネマ70』『シネマ71』と変遷し、毎年3号を刊行)を創刊し、編集・発行に携わった。
読書新聞の編集者として知り合い、映画好きで意気投合していた蓮實重彦(同誌で映画批評をスタート)と、『ガロ』の「目安箱」などで活躍していた上野昂志に初めての映画評論執筆を依頼。

この二人に映画評論に引き入れた功績は甚大である。
さらに山根自身も同誌の鈴木清順特集で映画評論を開始する。
『明治侠客伝 三代目襲名』(1965年)に強い衝撃を受け ……

山根貞男さんが誕生してから、85年と38日が経過しました。(31084日)
亡くなってから、1年と275日が経ちました。(640日)
30444日間 生きました。