澤地久枝さわちひさえ
ノンフィクション作家[日本]
1930年 9月3日 生 (満94歳)
澤地 久枝(さわち ひさえ、1930年9月3日 - )は、日本のノンフィクション作家、社会運動家。
東京都港区青山出身。
編集者を経て『妻たちの二・二六事件』(1972年)で作家に。
綿密な取材で、真実に迫る作品を執筆。
作品に『火はわが胸中にあり』(1978年)、『もうひとつの満州』(1982年)、『滄海よ眠れ』(1985~86年)など。
来歴=
大工の長女として生まれる(下に妹と弟)。
父親は小学校卒業後伊豆での見習修業を経て大工となり、久枝が4歳の時、家族で満洲へ移住し、吉林市の満鉄社宅で暮らした。
1945年、吉林で敗戦を迎え1年間の難民生活の後に日本に引き揚げ山口県立防府高等学校に編入した。
1947年夏に東京に移り焼野原の原宿に建てた6畳のバラックで育つ。
1949年、中央公論社に入社し同社経理部で働きながら旧制都立向丘高等女学校(現・東京都立向丘高等学校)の定時制に一年通い、早稲田大学第二文学部に学ぶ。
「万葉集第十四巻東歌研究」を卒論として早大二文を卒業。
卒業式には、小学校しか出てないことをコンプレックスにしていた母親を一緒に出席させた。
卒業後、優れた能力を買われて『婦人公論』編集部へ移った。
将来の編集長と目されていたが、既婚の身でありながら有馬頼義との恋愛事件を起こし、1963年に編集次長を最後に退社。
このとき夫と離婚し、退職金をはたいて老母のためにアパートを建て、身一つで有馬と再婚するつもりだったが、この ……
澤地久枝さんが誕生してから、94年と81日が経過しました。(34415日)