四方田犬彦よもたいぬひこ
比較文学者[日本]
1953年 2月20日 生 (満71歳)
四方田 犬彦(よもた いぬひこ、1953年2月20日 - )は、日本の比較文化学者、映画史家、評論家。
大阪府生まれ。
東京大学大学院人文科学研究科比較文学比較文化専攻博士課程中退。
大学入学当初は、由良君美の一般教養ゼミに所属、宗教学科時代は柳川啓一に師事、大学院では佐伯彰一に師事。
専攻は比較文学、映画史、漫画論、記号学。
本人は「映画評論家ではない」と言っているが、その肩書が用いられることがある。
『漫画原論』(1994年)では、漫画特有の手法や法則を緻密に分析した。
他の著書に『月島物語』(1992年)、『映画史への招待』(1998年)、『土地の精霊』(2016年)など。
人物=
本名は、四方田 剛己(- ごうき)。
旧姓名、小林剛己。
妻は台湾日本文学研究者の垂水千恵。
母方の遠縁に岡田節人がいる。
本来は「四方田 丈彦」との筆名を用いるつもりだったが、出版社に「四方田 犬彦」と誤植され、そのまま筆名にしたという説があるが、『待つことの悦び』(青玄社、1992年)所収「ぼくの本当の名前」ではこの説は間違いであると述べ、カール・パーキンスの「マッチボックス」の一節"I'll be a little dog till your big dog comes"に由来すると説明している。
しかし、やはり本人の著書「ハイスクール1968」では、1968年の夏休み、テアトル東京で映画「2001年 宇宙の旅」を観た感想を800字にまとめて、ファン雑誌に投稿して掲載された際、気取って筆名を「丈彦」にしたが、誤 ……
四方田犬彦さんが誕生してから、71年と274日が経過しました。(26207日)