松浦寿輝まつうらひさき
作家、詩人、フランス文学者[日本]
1954年 3月18日 生 (満70歳)
松浦 寿輝(まつうら ひさき、1954年3月18日 - )は、日本の詩人・小説家・フランス文学者・批評家。
東京大学名誉教授。
毎日出版文化賞、高見順賞、読売文学賞選考委員。
日本芸術院会員。
『折口信夫論』(1995年)などの評論、『冬の本』(1987年)などの詩集があり、小説では『花腐し』(2000年)で芥川賞を受賞。
中年男を主人公とした幻想小説風の作品が多い。
ほかの作品に『半島』(2004年)などがある。
人物=
東京都出身。
幼少期から映画に親しむ。
家のすぐ裏側が映画館であったと、初の映画評論集『映画n-1』の後書きに記されている。
クリント・イーストウッド、ベルナルド・ベルトルッチのほか、特にアルフレッド・ヒッチコックの監督作品をこよなく愛しており、東大の映画講義でもしばしば言及する。
一方、ジャン=リュック・ゴダールに対しては、近年のあからさまなアジア蔑視に対して疑問を感じている。
1977年から1979年にかけて、沼野充義らと第19次『新思潮』同人となり詩を書く。
B級映画への偏愛を隠さず、講義では『アスファルト・ジャングル』、『ウエスタン』から『ミッション:インポッシブル』、『チャーリーズ・エンジェル』(2000年)、『キューティーハニー』などもとりあげている。
小説家としては、日本の古井由吉、吉田健一、内田百閒、フランスのマルセル・プルースト「失われた時を求めて」とロラン・バルトを敬愛する。
また中井久夫、 ……
松浦寿輝さんが誕生してから、70年と234日が経過しました。(25802日)