徳川家茂とくがわいえもち
江戸幕府第14代将軍[日本]
(弘化3年閏5月24日生)
1846年 7月17日 生
徳川 家茂(とくがわ いえもち)は、江戸幕府第14代将軍(在任:1858年 - 1866年)。
初めは第12代将軍・徳川家慶の偏諱を受け、慶福(よしとみ)と名乗っていた。
実父・徳川斉順は家慶の異母弟で、家茂は第13代将軍・家定の従弟にあたる。
将軍就任の前は御三家和歌山藩第13代藩主であった。
徳川斉順(清水徳川家および紀伊徳川家の当主)の嫡男であるが、父は家茂が生まれる前に薨去している。
祖父は第11代将軍徳川家斉、祖母は妙操院。
御台所は孝明天皇の皇妹・親子内親王(静寛院宮)。
第13代将軍・徳川家定の後継者問題が持ち上がった際、家定の従弟にあたる慶福は徳川家一門の中で将軍家に最も近い血筋であることを根拠に、大老で譜代筆頭の彦根藩主井伊直弼ら南紀派の支持を受けて13歳で第14代将軍となった。
生涯=
弘化3年(1846年)閏5月24日、16日前に死去した徳川斉順の次男として、江戸の和歌山藩邸(現:東京都港区)で誕生した。
生母は家臣松平晋の娘操子。
なお、兄にあたる幻成院英晃常暉大童子は文政12年(1830年)に死産している(南紀徳川史第二冊)。
幼名は菊千代(きくちよ)。
嘉永2年(1849年)に叔父で第12代藩主である徳川斉彊が死去したため、その養子として家督を4歳で継いだ。
嘉永4年(1851年)に元服し、当時の将軍(第12代将軍)・徳川家慶から1字を賜い慶福(よしとみ)と名乗り、同時に常陸介に任官、従三位に叙位された。
幼少故に当初は隠 ……
徳川家茂さんが誕生してから、178年と126日が経過しました。(65141日)