加賀武見かがたけみ
元競馬騎手、調教師[日本]
1937年 9月8日 生 (満87歳)
加賀 武見(かが たけみ、1937年9月8日 - )は、青森県上北郡天間林村(現・七戸町)出身の元騎手・調教師。
妻の父はJRA元調教師の阿部正太郎。
妻の弟はJRA調教師の阿部新生。
義理の息子(娘の夫)はニューヨーク州にて開業するジョセフ・リー調教師。
経歴=
七人兄弟の四男として生まれ、家には農耕馬が何頭もいた。
幼少時から農耕馬に跨がるのが好きな子供であったが 、兄たちが家を離れて働きに出たために、小学校を卒業した加賀は家業の農業を手伝うようになった。
生活は苦しかったため、14歳の時に中学校を中退し、港湾労働者として和歌山県に出稼ぎに行く。
その時に仕事が休みの日、近くにあった紀三井寺競馬場で生まれて初めて見た競馬に魅せられる。
ちょうど、いとこに京都で騎手になっていた柴田不二男がいたため、加賀はすぐに「自分も騎手になりたい」と手紙を書いた。
1955年2月に柴田の紹介で京都・新堂捨蔵厩舎に入門するが、厳しい指導や減量に苦闘する。
肉体労働で鍛えられた体を減量するために食いたくても食えず、何度も馬に蹴られ、乗り方が下手だと鞭で打たれた。
その挙句、騎手試験にも落ちたため、家の事情で青森に帰らなければならなくなる。
1956年にはいったん騎手を断念して帰郷し、横浜町の青森牧場に勤務。
その頃近くにあった奥羽牧場にいた英ダービー2着馬で、後にメイズイなどの名馬を輩出する種牡馬のゲイタイムをたびたび見に行 ……
加賀武見さんが誕生してから、87年と74日が経過しました。(31851日)