カズオ・イシグロ
作家[日本→イギリス]
1954年 11月8日 生 (満70歳)
サー・カズオ・イシグロ(Sir Kazuo Ishiguro OBE FRSA FRSL, 日本名:石黒 一雄、1954年11月8日 - )は、イギリスの小説家、脚本家。
長崎県で生まれ、1960年に両親とともにイギリスに移住した。
長編小説『日の名残り』で、1989年にイギリス最高の文学賞とされるブッカー賞を、2017年にノーベル文学賞を受賞した。
経歴=
生い立ち=
長崎市新中川町で、海洋学者の父・石黒鎮雄(1920年 - 2007年)と母・静子の間に生まれた。
祖父の石黒昌明は滋賀県大津市出身の実業家で、東亜同文書院(第5期生、1908年卒)で学び、卒業後は伊藤忠商事の天津支社に籍を置き、後に上海に設立された豊田紡織廠の取締役になった。
父の石黒鎮雄は1920年4月20日に上海で生まれ、明治専門学校で電気工学を学び、1958年のエレクトロニクスを用いた波の変動の解析に関する論文で東京大学より理学博士号を授与された海洋学者であり、高円寺の気象研究所勤務の後、1948年に長崎海洋気象台に転勤となり、1960年まで長崎に住んでいた。
長崎海洋気象台では副振動の研究などに携わったほか、海洋気象台の歌を作曲するなど音楽の才能にも恵まれていた。
鎮雄が作曲した『長崎海洋気象台の歌』は『長崎海洋気象台100年のあゆみ』に楽譜が記載されている。
母の静子は長崎原爆投下時10代後半で、爆風によって負傷した。
幼少期には長崎市内の長崎市立桜ヶ丘幼稚園に通っていた。
1960年に父が国立海洋研究所所長ジョージ・ディーコンの ……
カズオ・イシグロさんが誕生してから、70年と13日が経過しました。(25581日)