村上雅則むらかみまさのり
元プロ野球選手、メジャーリーガー[日本]
1944年 5月6日 生 (満80歳)
村上 雅則(むらかみ まさのり、1944年5月6日 - )は、山梨県大月市出身の元プロ野球選手(投手)・コーチ、解説者・評論家。
アジア人初のメジャーリーガーである。
メジャー時代の愛称は「マッシー・ムラカミ」。
経歴=
生い立ち=
父・清は村上が生まれた時には既に満州に召集されており、終戦後も約3年間のソ連の捕虜生活を経て、村上が5歳の誕生日の時に舞鶴港へ帰って来たため、村上は父の存在や顔を知らなかった。
地元では旧家で、男子の孫である為にそれまで祖父をはじめ家族から少々甘やかされて育ったが、父の帰郷翌日から生活は180度変わった。
猿橋郵便局長となった父には絶対に服従で、言う事を聞かないと容赦なく平手打ちが飛び反抗も出来ず、父には正面から物をねだるなど絶対出来なかった。
小学4年時にようやく父の許可を取ってソフトボール部に入部したが、それは小学生の間のみ野球をしても良いというものであり、当初は素手でプレーしていた。
「グラブが欲しい」と直接父に言えない村上は、姉のアドバイスで父が寝入ったのを見計らって枕元にそっと置き手紙をし、やっとのことで手に入れた。
猿橋中学校に入学すると父の言う通りに柔道部に入部させられたが、3ヶ月で退部し、2年生の秋には父に内緒で野球部に入った。
秘密はすぐに発覚したが、地元の名士であった父は村上らが練習しているグランドを横切り、監督の先生に会うために教員室にまっすぐ入った ……
村上雅則さんが誕生してから、80年と199日が経過しました。(29419日)