夏目房之介なつめふさのすけ
評論家[日本]
1950年 8月18日 生 (満74歳)
夏目 房之介(なつめ ふさのすけ、1950年8月18日 - )は、日本の漫画批評家、漫画家、エッセイスト。
自称は「漫画コラムニスト」。
有限会社夏目房之介事務所代表取締役。
元学習院大学大学院人文科学研究科教授。
経歴=
生い立ち=
1950年(昭和25年)、ヴァイオリニスト夏目純一の長男として、東京都港区高輪に生まれた。
純一は夏目漱石の長男であり、房之介自身、若い頃には「漱石の孫」というレッテルを重荷に感じていたという。
また、漱石の本名「金之助」と似た「房之介」という名前も嫌っていた。
母・嘉米子はハープ奏者で、特異な趣味人で蒐集家であった三田平凡寺の末娘である。
チェリストで画家の雨田光弘は、母方を通じて房之介の従兄にあたる。
房之介にとって「祖父」といえば、会ったことがない漱石ではなく、自分を可愛がってくれた平凡寺のことだという。
また自分の資質にも、漱石より平凡寺の影響のほうが強いという。
教育熱心な母の意向で慶應義塾幼稚舎を受験したが、失敗する。
区立高輪台小学校時代から漫画を描くのが大好きで、「マンガのなっちゃん」と呼ばれた。
中学から青山学院に入学する。
祖父が夏目漱石ということで、同級生の女の子から顔をまじまじと観察され、「おじいさん(漱石)はハンサムだったのにね」と心ない批評をされ傷ついたこともあった。
国語の時間には、教師から「このクラスに漱石の孫がいるぞ」と言われるの ……
夏目房之介さんが誕生してから、74年と95日が経過しました。(27124日)