北方謙三きたかたけんぞう
作家[日本]
1947年 10月26日 生 (満77歳)
北方 謙三(きたかた けんぞう、1947年10月26日 - )は、日本の小説家。
略歴=
佐賀県唐津市生まれ。
幼少時代を佐賀県で過ごす。
実家は曾祖父の代から、唐津市で菓子屋を経営していた。
父親は外国航路の船長だったため、会えるのは船が帰港する時だけで、その都度、神奈川県横浜市に会いに出かけていた。
父親は、まだ幼く字が読めない謙三を児童書売り場に連れて行くことが多く、挿絵を見て話を想像していたことが、後に物語を生む原体験となった。
父親は作家という職業に否定的な発言をしていたが、後述するデビュー後の低迷時代の謙三に「10年間、同じ場所でじっと我慢していられたら、何かが出てくるもんだ」と励まし、また再デビュー後の作品を密かに買い揃えていた。
小学校5年の時に、同県川崎市に転居。
芝中学校・高等学校卒業。
同校で中村博保の指導を受ける。
しかし、高校3年生の時に肺結核が見つかり、「修学不可」と宣告された。
柔道部にいて健康に自信があっただけに、大きな衝撃を受けた。
半年治療したが快復せず、健康診断書を「異常なし」に書き換えて、中央大学法学部に入学。
当時は、学生運動華やかなりし時代であり、北方自身も肺結核による精神的な重荷から喧嘩や全共闘運動に参加した。
一方で小説を書くことに興味を抱き、また吉行淳之介のように結核持ちが多かった小説家としてなら、やっていけると考えるようになった。
中大在学 ……
北方謙三さんが誕生してから、77年と27日が経過しました。(28151日)