生年月日データベース

野田弘志のだひろし

画家[日本]

1936年 6月11日 生 (満88歳)

野田 弘志(のだ ひろし、1936年 6月11日 - )は、日本の画家。
近縁の画風で知られる中山忠彦、森本草介とは同世代で旧知の間柄。
画風= 野田は、凡そ10年単位でその個人様式を大きく転換させるという特徴的な変遷を見せる。
しかしその核心は一貫しており、モチーフを細密に写真で記録し徹底した描写でカンバスに再現する粘り強いリアリズム表現が際立つ。
1992年以降は低彩度の明るい色(ライトグレーや白)などを中心としており、安定している。
1970年代から1997年頃まで、藤田吉香にも似た、シンプルな大面積の背景を特徴として画面を構成してきた所があるが、近年では、大面積でシンプルな背景は影を潜めている。
1970年代の黒の絵画= 1970年から絵画制作に専念し先ず制作された絵画は、黒い背景によって特徴づけられる絵画である。
批評等で頻繁に取り上げられる、『やませみ』(1971年) や麦を描いた『黒い風景 其の参』(1973年) はこの時代の作品である。
黒い背景といっても一様に同じ色ではなく、肌理の目立ったもの、雲を描いたもの、素材に変化を持たせて光沢を大胆に変化させ対比させたものなどがあり、多様性に富んでいる。
1980年代の金の絵画= 1980年代に特徴的なのは、黄金色の表現である。
その萌芽は70年代の作品にも見出せるものの、金箔による黄金背景や、黄赤系統の絵具による一面を覆う黄金色の物体の表現は、この時期の特徴である。
『湿原』、『ヴィー ……

野田弘志さんが誕生してから、88年と163日が経過しました。(32305日)

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