妹尾河童せのおかっぱ
舞台美術家、エッセイスト[日本]
1930年 6月23日 生 (満94歳)
妹尾 河童(せのお かっぱ、本名同じ、旧名:妹尾 肇(せのお はじめ)、1930年(昭和5年)6月23日 - )は、兵庫県神戸市生まれのグラフィックデザイナー・舞台美術家・エッセイスト・小説家。
自著『河童が覗いた』シリーズでの緻密な手書きイラストレーションでも知られている。
妻はエッセイストの風間茂子。
人物・来歴=
神戸で洋服屋の長男として生まれる。
小学生の時、芥川龍之介の『三つの宝』を裕福な友人から借りたくて、その友人が冗談で出した「空中2回転が出来たら貸す」という条件を鵜呑みにして失敗、肩から落下し骨折した経験がある。
本自体は友人が父親に内緒で貸し出した。
近所に可愛がってくれる青年が数人いたが彼は出征、非合法活動による逮捕、召集拒否からの自殺によって居なくなる。
山や海で遊ぶことが好きで色々な工夫をしながら危ない遊びも多くやっていた。
1943年(昭和18年)、小磯良平に憧れ兵庫県立第二神戸中学校(現:兵庫県立兵庫高等学校)に進む。
在学中は小磯に師事してデッサンを学んだ。
昭和20年3月家を空襲で失い、焼けた校舎を改造した戦災者住宅に住むことになったが、教室を等分してすのこで区切るという簡易部屋であったため一時期荒れる(仕切りであるすのこは、間を障子紙で塞いだ粗末なもので隣の子供が一日中妹尾家を穴を開けて覗き見していたため精神的にイラついたという)。
人間不信から自殺まで考えるようになり、 ……
妹尾河童さんが誕生してから、94年と164日が経過しました。(34498日)