佐伯順子さえきじゅんこ
比較文化学者[日本]
1961年 2月14日 生 (満63歳)
佐伯 順子(さえき じゅんこ、1961年2月14日 - )は、日本の比較文化学者。
同志社大学教授。
学位は、博士(学術)(東京大学・1992年)(学位論文「近代化の中の男と女 -『色』と『愛』の比較文化史」)。
母はオブジェ作家の佐伯統子。
人物=
東京都生まれ、関西育ちで、箕面市立南小学校、神戸女学院中学部、東京学芸大学教育学部附属高等学校卒。
学習院大学で堀越孝一にホイジンガを学び、東京大学大学院総合文化研究科では演劇研究を志して高橋康也に師事するが、修士論文『遊女の文化史』を刊行、以後は芳賀徹を師と仰ぐ。
能、歌舞伎のような芸能を中心として日本文学全般に詳しく、泉鏡花や樋口一葉に関する著書を出している。
なお、学生時代にはカブキロックスの前身バンド「KABUKI ROCK 一番屋」に所属して能管を担当していた。
また自衛隊に体験入隊した経験もある。
「聖なる遊女」論は、ユング心理学の一派である娼婦原型を用いたものとして、小谷野敦から繰り返し批判されている(『江戸幻想批判』『日本売春史』)。
またその恋愛近代化論も、徳川時代後期の遊びの世界のものに過ぎない「色」を前近代日本全体に当てはめるものとして、他の論者とともに小谷野らの批判を受けている。
なお小谷野によると、丸谷才一の長篇小説『輝く日の宮』(講談社、2003年)のヒロインのモデルが佐伯であるという。
略歴=
1983年 学習院大学文学部史学科西洋史専攻卒業
1989 ……
佐伯順子さんが誕生してから、63年と280日が経過しました。(23291日)