辻原登つじはらのぼる
作家[日本]
1945年 12月15日 生 (満78歳)
辻原 登(つじはら のぼる、本名は村上 博、1945年12月15日 - )は、日本の小説家。
横浜市保土ケ谷区在住。
神奈川近代文学館館長・理事長。
日本芸術院会員、文化功労者。
来歴・人物=
1945年和歌山県印南町に生まれる。
父・村上六三(むらかみ ろくぞう、1916-1971)は、日本社会党の和歌山県議会議員だった。
和歌山県教組出身で、社会党最左派に属して日中友好協会を運営した。
第8回参議院議員通常選挙に和歌山県選挙区より出馬し、落選している。
辻原登というペンネームは、父と同じ社会党で同じ選挙区のライバルであった辻原弘市に借りた。
大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎卒業後上京、文化学院文科卒業。
同人誌「第2次文学共和國」に参加、1967年田辺市に戻り、家事に従事。
同年度の第5回文藝賞にて「ミチオ・カンタービレ」で佳作を受賞(本名名義)。
1970年再上京し、中国関係の貿易会社に就職。
電算機会社コスモ・コンピュータ・ビジネスに勤務する傍ら、1985年に中編小説「犬かけて」で作家デビュー。
1986年、同作品で第94回(昭和60年下半期)芥川賞候補。
1990年に、中国の奥地を舞台とし、生まれ育った和歌山県の面影もモチーフとした、中編小説「村の名前」で第103回(平成2年上半期)芥川賞を受賞。
主人公の名、橘博の橘は、辻原が生まれ育った土地の名家から取ったもの。
橘は和歌山県に比較的多い姓である。
1992年会社を総務部長で退職、執筆 ……
辻原登さんが誕生してから、78年と341日が経過しました。(28831日)