辻原登つじはらのぼる
作家[日本]
1945年 12月15日 生 (満79歳)
辻原 登(つじはら のぼる、1945年12月15日 - )は、日本の小説家。
和歌山県印南町出身。
日本芸術院会員、文化功労者。
神奈川近代文学館前館長。
十代から小説を書きはじめ、文化学院で桂芳久に学ぶ。
21歳で文藝賞(河出書房)佳作に選ばれるが、その後は中国貿易の仕事に就きたびたび現地に赴く。
1985年、「文學界」に発表した「犬かけて」で作家デビューを果たし、1990年、44歳の時に「村の名前」で芥川賞を受賞する。
主な作品は、『翔べ麒麟』(読売文学賞)、『遊動亭円木』(谷崎潤一郎賞)、『枯葉の中の青い炎』(川端康成文学賞)、『許されざる者』(毎日芸術賞)、『闇の奥』(芸術選奨)、『冬の旅』(伊藤整文学賞受賞)。
その作品世界は、19世紀ヨーロッパ小説を意識した物語性に、独自の幻想性と緻密な構成を備え、長い雌伏期に培われた文学への想いと、物語ることそのものへの傾倒が随所にうかがえる。
読売文学賞、大佛次郎賞などの選考委員も務める。
来歴・人物=
1945年和歌山県日高郡切目村(現在の印南町)に父・村上六三、母・絹子の次男として生まれる。
兄弟は1歳半で亡くなった兄のほかに弟がいる。
切目は熊野三山の入り口に位置する村。
南の岬が切目崎で、悲劇の皇子として知られる有間皇子がここで挽歌を詠んだ。
村には梛(なぎ)を神木とする切目王子神社がある。
切目王子神社は熊野古道九十九王子の中で特に格式の高い五体王子のひ ……
辻原登さんが誕生してから、79年と314日が経過しました。(29169日)



