金井美恵子かないみえこ
詩人、作家[日本]
1947年 11月3日 生 (満77歳)
金井 美恵子(かない みえこ、1947年11月3日 - )は、日本の小説家・エッセイスト・映画/文藝評論家。
活動初期は小説と並行して現代詩の創作も行っていた。
画家の金井久美子は実姉であり、著書の装画・装丁も手がける。
来歴=
群馬県高崎市生まれ。
群馬県立高崎女子高等学校卒業。
現在は東京・目白で姉の久美子と同居。
『遊興一匹 迷い猫あずかってます』などのエッセイの通り愛猫家であり、かつては猫のトラー(2007年に死去)を飼っていた。
6歳で父を失い、母子家庭で育つ。
物心つく前より母の影響で映画に接し、後の素地を育んだ。
高校卒業後は大学へ進学することはなく作家活動を開始。
1967年、石川淳が選考委員をしていたことから『愛の生活』を太宰賞に応募し最終候補に残り、当の石川から賞賛をうけて掲載されデビュー。
同年第8回現代詩手帖賞を受賞、小説と詩作の双方で作家生活を始め、若き才媛の登場と謳われた。
元より小説を書くことを志望していたが、平行して詩を書くようになったのは天沢退二郎などの『凶区』の同人と交流を持つようになったためであったという。
詩歌の創作は比較的初期の段階でやめているが、その詩的分野からの言語へのアプローチはある時期までの創作姿勢のもととなった。
ヌーヴォー・ロマンの影響を感じさせる、独特の長大なセンテンスを持った文体で知られる。
いわゆる「物語」よりも言語・記述への意識に軸足を置 ……
金井美恵子さんが誕生してから、77年と19日が経過しました。(28143日)