富士川義之ふじかわよしゆき
英文学者、翻訳家[日本]
1938年 9月13日 生 (満86歳)
富士川 義之(ふじかわ よしゆき、1938年9月13日 - )は、日本の英文学者・文芸批評家、翻訳家。
東京大学名誉教授。
経歴=
富士川英郎の長男として赴任先の岡山市で生まれる。
東京教育大学文学部英文科を経て、1970年東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。
國學院大學助教授、東京都立大学 (1949-2011)助教授・教授を経て、1990年より東京大学文学部英文科教授、人文社会系研究科教授を務める。
1998年に定年退官、名誉教授。
退任後は駒澤大学文学部教授、2009年に退職。
1996年から1998年まで日本英文学会会長を務めた。
業績・研究内容=
ポー、ナボコフ、ペイターなど、イギリス文学の耽美主義、幻想文学を専攻し、著訳書も多く出版、近代日本の作家論も執筆している。
受賞・栄典=
2015年:『ある文人学者の肖像 評伝・富士川英郎』で第66回読売文学賞(評論・伝記賞)を受賞。
親子2代での受賞となった。
家族・親族=
祖父:富士川游は医師、医学史研究を開拓
父:富士川英郎はドイツ文学者
著書=
『風景の詩学』(白水社) 1983年、新装版 2004年
『幻想の風景庭園 - ポーから澁澤龍彦へ』(沖積舎) 1986年
『記憶のランプ』(沖積舎 ちゅうせき叢書) 1988年
『ある唯美主義者の肖像 - ウォルター・ペイターの世界』(青土社) 1992年
『英国の世紀末』(新書館) 1999年
『ナボコフ万華鏡』(芳賀書店) 2001年
『きまぐれな読書 現代イギリス文学の魅力』(みすず書房 大人の本棚) 2 ……
富士川義之さんが誕生してから、86年と69日が経過しました。(31481日)