小保方晴子おぼかたはるこ

小保方 晴子（おぼかた はるこ、1983年〈昭和58年〉9月25日 - ）は、日本の元研究者。
2014年にメディアを席巻した疑惑のSTAP細胞論文（撤回済）の筆頭著者。
概要= 早稲田大学を卒業し、東京女子医科大学、ハーバード大学、および理化学研究所で研究を行った。
2014年1月末に、哺乳類の体細胞から遺伝子導入を伴わずに多能性を持つ細胞（STAP細胞と命名）を作出したことをNature誌に論文報告し、一夜にして時代の寵児となった。
しかしながら、博士論文を含むデータの疑義がネット上で噴出し、一転して研究不正疑惑の渦中の人物となった。
2014年4月9日の記者会見での「STAP細胞はあります」という発言は流行語となった。
2014年6月、理化学研究所の第三者委員会は、部門長の姿勢も鑑み、小保方在籍部門の解体を提言した[17]。
7月にNature誌の論文は撤回され、7月27日にはNHKスペシャル『調査報告 STAP細胞 不正の深層』が放送された。
そして、8月5日には、指導役の笹井芳樹が自殺するという事態に発展した[18][19]。
STAP細胞作出の再現実験を成功できないまま、2014年12月に理化学研究所を依願退職した。
早稲田大学の博士号も1年の猶予の後に取り消された[20]。
他の早稲田大学の博士論文にも大量の問題が見つかっていたが、小保方以外は全員取り消されなかった[21]。
退職後には文筆活動を行った。
このSTAP騒動の回顧録『あの日』はベストセラーとなった[22] ……