阿部和重あべかずしげ
作家[日本]
1968年 9月23日 生 (満56歳)
阿部 和重(あべ かずしげ、1968年9月23日 - )は、日本の小説家・映画評論家。
山形県東根市出身。
概要=
日本映画学校(現・日本映画大学)卒業。
演出助手などを経て、1994年に「アメリカの夜」で群像新人文学賞を受賞しデビュー。
1997年の『インディヴィジュアル・プロジェクション』で注目をあつめる。
テロリズム、インターネット、ロリコンといった現代的なトピックを散りばめつつ、物語の形式性をつよく意識した作品を多数発表している。
2004年に『シンセミア』で伊藤整文学賞および毎日出版文化賞を、2005年に「グランド・フィナーレ」で芥川龍之介賞(芥川賞)をそれぞれ受賞。
『シンセミア』をはじめ、いくつかの作品には「神町」を中心とする設定上の繋がりがあり、インタビューなどでは《神町サーガ》の構想を語り、『Orga(ni)sm』で完結を迎えた。
タイ語など他の言語にも翻訳され、2014年にはバンコクに招かれるなど世界的に影響がある。
来歴=
デビューまで=
1968年、山形県東根市に生まれる。
実家はパン屋。
実家の真向かいに本屋があり、小学校時代に買った本としてブルース・リーの『魂の武器』を挙げている。
『魂の武器』を手にした阿部はノートにこれを再現して武道を生み出そうとした。
しかし結果は本の丸写しになる。
この経験は後々阿部の作品で行われる引用などにも影響を与えている。
また阿部は後にデビュー作『アメリカの夜』の冒頭でリーを ……
阿部和重さんが誕生してから、56年と59日が経過しました。(20513日)