鴻巣友季子こうのすゆきこ
翻訳家[日本]
1963年 7月15日 生 (満61歳)
鴻巣 友季子(こうのす ゆきこ、1963年7月15日 - )は、日本の翻訳家、エッセイスト。
文芸評論家として『朝日新聞』書評欄にも寄稿している。
CS日本番組審議会委員も務める。
日本ペンクラブ会員。
来歴・人物=
東京都生まれ。
母は日本舞踊家。
成城学園中学校高等学校時代に所属していた文芸部の夏合宿で安部公房に出会ったことが翻訳家・文筆家への道の分岐点だったと語っている。
その後、成城大学文芸学部卒業。
柳瀬尚紀に師事し、お茶の水女子大学大学院人文科学研究科英文学専攻修士課程修了、1987年から翻訳を始める。
当初は心理学書、ミステリーやサスペンスの小説の翻訳が多かったが、2000年にノーベル文学賞作家ジョン・クッツェーの『恥辱』を訳し、新潮文庫で『嵐が丘』の新訳を刊行した。
他にカナダのマーガレット・アトウッドの翻訳もある。
1995年、BABEL国際翻訳大賞BABEL新人賞を受賞。
1999年、トマス・H・クック『緋色の記憶』の翻訳で、BABEL国際翻訳大賞ミステリ部門を受賞。
著書=
単著=
『翻訳のココロ』(ポプラ社) 2003 / ポプラ文庫 2008
『明治大正 翻訳ワンダーランド』(新潮新書) 2005
『やみくも 翻訳家、穴に落ちる』(筑摩書房) 2007
増補改題『全身翻訳家』ちくま文庫 2011
『孕むことば』(マガジンハウス) 2008 / 中公文庫 2012
『カーヴの隅の本棚』(文藝春秋) 2008
『本の寄り道』(河出書房新社) 2011
『熟成する物語たち』(新潮社) 2012
『翻訳教 ……
鴻巣友季子さんが誕生してから、61年と130日が経過しました。(22410日)