サム・テイラーSam Taylor
テナー・サクソフォン奏者[アメリカ]
1916年 7月12日 生
サム・テイラー(Sam Taylor、1916年7月12日 - 1990年10月5日)は、1960年代から1980年代にかけて当時のヒット曲を取り上げて、日本でも人気を得ていたアメリカのテナー・サックス奏者である。
サム・ザ・マン・テイラーと呼ばれる場合もある。
「ハーレム・ノクターン」で知られている。
来歴=
1916年 アメリカ・テネシー州に生まれる。
1950年代に「ハーレム・ノクターン」で有名になったテイラーは、その後来日し歌謡曲・演歌やブルース、R&B、ポップスの録音を多数残した。
ニックネームは「ムード・テナーの帝王」。
1989年頃から体調を崩し、病気療養中は演奏活動を休止した。
1990年、肝臓癌のため死去した。
満74歳没。
エピソード=
日本のクラリネット奏者である北村英治と共演している。
サムが希望した北村のクラリネットは、サム・テイラーのファンである落語家、柳家小三治の手に渡った。
1974年12月31日放送の『第25回NHK紅白歌合戦』にゲスト出演し、にしきのあきら「花の唄」の伴奏を担当した。
また、1978年10月2日放送『夜のヒットスタジオ』にゲスト出演し、都はるみの曲「なんで女に」に合わせサックスを演奏した。
ディスコグラフィ=
Blue Mist (MGM), 1955
Music with The Big Beat (MGM), 1956
Rockin' Sax and Rollin' Organ (with Dick Hyman) (MGM), 1957
Jazz for Commuters (MetroJazz Records), 1958
More Blue Mist (MGM), 1959
Mist of the Orient (MGM), 1962
The Bad and The Beautiful (Moodsville), 1962
Misty Mood (Decca), 1962
It's a Blue World (Decca), 1 ……