田中魁秀たなかかいしゅう
将棋棋士[日本]
1947年 3月2日 生 (満77歳)
田中 魁秀(たなか かいしゅう、1947年3月2日 - )は、将棋棋士。
棋士番号104。
大阪府枚方市出身。
本間爽悦門下。
2015年12月31日引退。
棋歴=
王位戦でも活躍し、第12期(1970 - 71年度)・第14期・第18期と予選を勝ち抜きリーグ入り。
白組で参加した第14期では全勝の中原誠に敗れたのみで3勝1敗の成績を挙げ、残留に成功した。
中堅時代は棋界でも最難関と言われた十段リーグの予選(通過枠は僅か2名)を勝ち抜き参戦する活躍を見せた。
(1980年度、リーグの結果は勝浦修及び米長邦雄に1勝ずつ挙げたのみで陥落。
)
40代になると、健康上の理由に伴う不戦敗が増え、1988年から1997年にわたり計11回の不戦敗を記録した。
還暦を迎えて以降も、トーナメントプロとしての情熱は健在であり、伸び盛りの若手を相手に健闘した。
第69期(2010年)C級1組順位戦8回戦では、昇級争いのトップを独走していた広瀬章人王位を力戦の末に撃破し、順位戦における唯一の黒星を与えた。
一身上の都合により、2015年12月31日に引退。
棋風=
居飛車党で玉をあまり固く囲わず、攻め合いをめざす戦い方を好む。
上述の不戦敗を記録して以降、健康面の懸念からか、対局後の感想戦は行わない、もしくは口頭のみの感想戦を数分程度で済ませてしまうことが多くなった。
人物=
温厚で気さくな性格。
「NHK将棋講座」2013年3月の記事によると、田中が奨励会員時代に師匠の本間に厳しく叱責されることが多く ……
田中魁秀さんが誕生してから、77年と265日が経過しました。(28389日)