斎藤美奈子さいとうみなこ
文芸評論家[日本]
1956年 12月22日 生 (満67歳)
斎藤 美奈子(さいとう みなこ、1956年12月22日 - )は、日本の文芸評論家。
新潟県新潟市出身。
フェミニズム系の評論家。
父は新潟大学名誉教授の物理学者で、宮沢賢治の研究者としても知られる斎藤文一。
妹は、韓国語の翻訳家・斎藤真理子。
日本の近現代文学には妊娠が重要となるジャンルがあるとした評論『妊娠小説』(1994年)で世に出る。
風俗研究的著作もある。
著作に『文章読本さん江』(2002年)、『文庫解説ワンダーランド』(2017年)など。
経歴=
新潟県立新潟高等学校、成城大学経済学部卒業。
大学では日本経済史の浅井良夫ゼミに所属。
児童書の編集者を経て、1994年書き下ろし『妊娠小説』で文芸評論家としてデビュー。
森鴎外『舞姫』から村上春樹『風の歌を聴け』まで、「望まれない妊娠」のシーンがある作品を取り上げて論じ、近現代日本文学に潜む女性観をあぶり出した。
2002年『文章読本さん江』で小林秀雄賞受賞。
『紅一点論』のようなサブカルチャー研究や、『実録・男性誌探訪』『戦下のレシピ』など風俗研究色の強い著作もある。
朝日新聞書評委員、文藝賞選考委員などを務め、2008年4月-2012年3月朝日新聞の文芸時評を担当。
かつて、月刊「噂の真相」(1979年創刊・2004年休刊)に連載をもっていた。
主張=
現実社会の変化とともに、アニメの国の生き方や論理が時代にあわなくなりはじめた。
しかし、新時代のヒーロー像、ヒロイン像はまだ創造でき ……
斎藤美奈子さんが誕生してから、67年と335日が経過しました。(24807日)