井辻朱美いつじあけみ
翻訳家、作家[日本]
1955年 12月12日 生 (満68歳)
井辻 朱美(いつじ あけみ、1955年12月12日 - )は、日本の翻訳家、ファンタジー小説家、歌人。
白百合女子大学文学部児童文化学科教授。
人物=
東京大学理学部生物学科卒・同大学院人文系研究科比較文学比較文化専攻修了。
J・R・R・トールキンなどの正当ファンタジーの愛好家として出発し、英米のファンタジー小説を多く翻訳する。
また自身も、ロード・ダンセイニなどの英米ファンタジーの世界観の影響を受けたファンタジー小説を多数著している。
作風は軽やかで明るいものが多い。
ファンタジー評論家の石堂藍は、言葉への深いこだわりを持ち、徹底して空想的な世界を描く作家と評し、山尾悠子と好一対のファンタジストと述べている。
児童文学総合雑誌「ネバーランド」(てらいんく刊行)編集委員。
日本ペンクラブ会員。
歌人としては短歌結社「詩歌」にて、前田夕暮の長男である前田透に師事した後、1984年より歌人集団「かばん」創刊メンバーとして所属。
本人がFT短歌(ファンタジー短歌)と呼ぶ独特の世界観を持ったファンタジックな短歌を詠む。
詩人・翻訳家の原葵は「壮大なスペース・ロマンが短歌の中で繰りひろげられている。
どの歌もすべて物語の予感にみちている。
」と評している。
現在、同誌発行人。
オペラが趣味でドイツ語に長じ、NHK-BSで字幕を手がけた経験もある。
裏千家茶道準教授、藤間流の日舞名取でもある。
夫は哲学者の黒崎政男 ……
井辻朱美さんが誕生してから、68年と346日が経過しました。(25183日)