松浦理英子まつうらりえこ
作家[日本]
1958年 8月7日 生 (満66歳)
松浦 理英子(まつうら りえこ、1958年8月7日 - )は、日本の小説家。
来歴・人物=
愛媛県松山市生まれ。
父親の勤務の関係で、幼少期を四国地方の各地で過ごす。
中学生の時に香川県丸亀市に移り、丸亀市立西中学校から香川県大手前高等学校を経て、青山学院大学文学部仏文科を卒業。
10代よりマルキ・ド・サド、ジャン・ジュネなどを愛読し、仏文科を志望したのもジュネを原語で読むためであった。
大学在学中の1978年、「泣き屋」と「笑い屋」との奇妙な交流を描く「葬儀の日」で文學界新人賞を受賞、芥川賞候補になる[リンク切れ]。
1987年、レズビアンを描いた『ナチュラル・ウーマン』が中上健次の絶賛を受け注目される。
1993年11月、河出書房新社より長編小説『親指Pの修業時代』を上下巻で刊行。
同作品は右足の親指がペニスになってしまった女性の遍歴を描き、「ペニスを男根主義から解放する」ことを謳った。
1994年、女流文学賞受賞。
同作品はベストセラーとなり、映画化の話が持ち上がった。
また、2009年には講談社インターナショナルより英訳版『The Apprenticeship of Big Toe P』が刊行された。
翻訳(英語)はマイケル・エメリック。
2017年の小説の『最愛の子ども』の翻訳(イタリア語)はアンナ・スペッキオ。
小説、エッセイとも一貫して、性愛における「性器結合中心主義」への異議を唱え続けている(一般的な意味での「フェミニスト」ではない)。
寡作な作 ……
松浦理英子さんが誕生してから、66年と106日が経過しました。(24213日)