磯川勝彦いそかわかつひこ
俳優[日本]
(旧名義・磯川元春)
1882年 5月15日 生
没年不詳
磯川 勝彦(いそかわ かつひこ、1882年5月15日 - 没年不詳)は、日本の俳優である。
本名磯貝 子之助(いそがい ねのすけ)、旧芸名磯川 元春(いそがわ もとはる)。
人物・来歴=
1882年(明治15年)5月15日、東京府東京市本郷区春木町(現在の東京都文京区本郷)に生まれる。
父は「沢村源之助」で、磯川が数え年2歳(1883年)で父と死別している、とされるが、初代から三代目までの「沢村源之助」は江戸時代にすでに死去しており、四代目沢村源之助が亡くなったのは1936年(昭和11年)であり、そのとき磯川はすでに数え年55歳である。
数え年17歳のときには、父の遺志によって実業に就く。
しかし磯川は演劇を志して「川上音二郎一座」に参加、翌1899年(明治32年)秋には、満17歳にして『当り的』で東京・新富座の舞台に立った。
1902年(明治35年)には、「伊井蓉峰一座」に移籍した。
このころ、のちに子役俳優・磯川金之助となる長男が誕生する。
1914年(大正3年)には、「井上正夫一座」に移籍して同座の幹部に就任する。
新派畑を歩んだ後、大阪に移り、松竹の専属俳優になり、中田正造の「新声劇」、伊川八郎・栗島狭衣の「国精劇」で剣劇の舞台に出演した。
満45歳になった1927年(昭和2年)8月、京都に移り、日活大将軍撮影所時代劇部に入社した。
同年9月15日に公開された辻吉郎監督の『鳴門秘帖 最終篇』に「船大工大助」役で出演し、「磯川 元春」の名で映画界にデビューした ……
磯川勝彦さんが誕生してから、142年と190日が経過しました。(52056日)