フィリップ・グラスPhilip Glass
作曲家、ピアニスト[アメリカ]
1937年 1月31日 生 (満87歳)
フィリップ・グラス(Philip Glass, 1937年1月31日 - )は、アメリカ合衆国の作曲家。
略歴=
グラスはメリーランド州ボルチモアのリトアニア系ユダヤ系一家に生まれ、子供の頃からピーボディ音楽院でフルートを習った。
15歳でシカゴ大学に入学。
卒業後、ジュリアード音楽院に進み、そこで鍵盤楽器を主に弾くようになった。
卒業後、フランスでナディア・ブーランジェに師事し、ラヴィ・シャンカールとともに働いた後、グラスは主に宗教的な動機から北インドへ旅行し、そこでチベット難民と出会った。
1972年、グラスは仏教徒となり、ダライ・ラマ14世に面会した。
グラスはチベット問題に強い関心を持ち、チベット難民を強力に支援している。
アメリカに帰国したグラスは、ニューヨークでタクシー運転手をしながらラヴィ・シャンカールとともに仕事をし、インド音楽の徹底して加算的なリズムに影響を受けた。
このことで彼は以前のミヨーやコープランド風の構成を離れ、附加的なリズムとサミュエル・ベケットの影響を受けた時間構成に基づく簡素で禁欲的な作品を書きはじめた。
ベケットの作品に対してグラスは実験的演劇のための作品を書いている。
伝統的な演奏家と演奏会場に共感を見いださなくなったグラスは、フィリップ・グラス・アンサンブルを結成し、主に画廊で演奏活動を行うようになった。
こうした画廊はミニマル・ミュージックと美術運動であるミニマル・アートが ……
フィリップ・グラスさんが誕生してから、87年と294日が経過しました。(32071日)