吉田幸紘よしだゆきひろ
声優、俳優[日本]
1956年 4月5日 生 (満68歳)
吉田 幸紘(よしだ ゆきひろ、1956年4月5日 - 2000年2月15日は、日本の男性俳優、声優。
来歴=
カリフォルニアの高校から文学座附属研究所、現代演劇協会綜合研究所を経て1982年より劇団昴に在籍していた。
初舞台はヘンリー4世であった。
1990年4月、昴正演技員に昇格。
1995年、ミルウォーキー・レパートリー・シアターとの共同制作公演『沈黙』での、日本人と宣教師の通辞役で流暢な英語を駆使した演技は日米で絶賛された。
エピソード=
シェイクスピアの舞台に多く出演し、コミカルな演技を得意とした。
舞台沈黙の稽古にて、トモギ村のマタベーを演じた吉田は村の百姓たちが初めてロドリゴとガルペに出会うシーンでト書きに「抱き合う」とあったが最後まで後退りしながらお辞儀を繰り返していた。
「日本人はそんなに簡単に抱き合ったりしない」と言うこだわりが「日本人的所作」として吉田の内側から自然に出てきたとパンフレットの稽古日記で松本永実子が記述している。
この舞台を紹介した朝日新聞の記事には「日本の通辞(吉田幸紘)を劇中に生かして、アメリカの観客に日本語のせりふを違和感なしに理解させる力が実り、出色の出来栄えとなった。
」とあり、吉田の英語力について触れられている。
テアトロの結城雅秀による劇評では「今月の『沈黙』は日米共同によるバイリンギュアルの芝居として新しいタイプの演劇の試みであると言える。
この中で通辞を演じた吉田幸 ……
吉田幸紘さんが誕生してから、68年と230日が経過しました。(25067日)