イマニュエル・ウォーラーステインImmanuel Wallerstein
社会学者、経済史学者[アメリカ]
1930年 9月28日 生
2019年 8月31日 死去享年90歳
イマニュエル・ウォーラーステイン(Immanuel Wallerstein、1930年9月28日 - 2019年8月31日)は、アメリカの社会学者、経済史家。
巨視的な観点から世界の歴史と社会全体を「単一のシステム」と捉える「世界システム論」を提唱・確立したことで知られる。
ウォーラーステインの研究は政治経済学や社会学、歴史学など様々な分野を横断するもので、マルクスの唯物弁証法・史的唯物論や、国際政治経済学の「従属理論」、それに歴史学のアナール学派の代表的存在であるフェルナン・ブローデルがとなえた「長期持続」の視点などを踏まえるものだった。
世界システム論では、大航海時代が齎した世界規模の交易をきっかけに、世界全体が政治的、経済的、社会的な差異を越えて機能する一つのシステムとなり、それが今日にまで続いていると説明される。
略歴=
1930年、ニューヨークのユダヤ人家庭に生まれる。
両親はガリツィア出身のポーランド系ユダヤ人(アシュケナジム)で、第一次世界大戦が勃発した1919年にベルリンへ移住し、その後の1923年にニューヨークへ移住した。
精神分析医のロバート・S・ウォーラーステイン(Robert S. Wallerstein)は兄。
ハイスクール時代は第二次世界大戦の最中であったが、常に家庭で世界情勢についての意見が交わされるような政治意識の高い一家であった。
1947年、コロンビア大学に入学。
1954年に著されたコロンビア大学社会学部の修士論文では、マッカーシズムが共産 ……
イマニュエル・ウォーラーステインさんが誕生してから、94年と55日が経過しました。(34389日)
亡くなってから、5年と84日が経ちました。(1910日)
32479日間 生きました。