ガルバServius Sulpicius Galba
第6代ローマ帝国皇帝[ローマ帝国]
紀元前0003年 12月24日 生
(ユリウス暦) 0069年 1月15日 死去暗殺享年73歳
セルウィウス・スルピキウス・ガルバ(ラテン語: Servius Sulpicius Galba, 紀元前3年12月24日 - 69年1月15日)は、ローマ帝国の皇帝(在位:68年6月8日 - 69年1月15日)。
四皇帝の年(69年)の最初の皇帝である。
出自=
名門の家系の出自で執政官も経験したガイウス・スルピキウス・ガルバとムンミア・アカイアの間に生まれた。
アウグストゥスやティベリウスに気に入られており、比較的早期から元老院議員として活躍し、執政官(西暦33年)、上ゲルマニア軍団の司令官(40-42年)、アフリカ総督(44-45年)を務めたりもした。
皇帝就任=
ガルバは順調に出世し、68年にユリウス・クラウディウス朝最後の皇帝ネロへのガリア総督ウィンデクスの反乱が起こった時(なお、この反乱は直後ルキウス・ウェルギニウス・ルフスによって鎮圧された。
)は、60年からヒスパニア・タラコネンシスの総督を務めていた。
混乱の中でガルバは人の支持を集め、ルシタニア総督のオトと共にローマに進軍し、このガルバがローマへ向かうとの報に対して元老院はネロを捨て、ガルバを新たな皇帝として認めていた。
国賊とされたネロはガルバがローマに入る前に自殺した。
しかし新皇帝になったガルバはネロの放蕩から帝国の財政の再建を図ろうとして支出を抑えようとし、本来なら何らかの恩恵をもらえるはずだったのにもらえなかった人々や皇帝就任時の敵対者として処罰された人々などから恨まれ、同盟者ニンフィデ ……