中村英一なかむらえいいち
アニメーター[日本]
1947年 3月2日 生 (満77歳)
中村 英一(なかむら えいいち、1947年3月2日 - )は、日本の元アニメーター、キャラクターデザイナー。
東京都出身。
元シンエイ動画所属。
日本アニメーター・演出協会(JAniCA)会員。
略歴=
タップダンサーの父を持ち、姉が一人いる。
少年時代より劇画や絵物語が好きで、将来は漫画家を目指していた。
影響を受けた漫画家・画家にさいとう・たかを、平田弘史、石川フミヤス、山川惣治、阿部和助がいる。
やがて漫画を描くための糧としていた小説を読むことが増え、特に吉川英治の『宮本武蔵』は筆を折るほどの衝撃を受けた。
高校卒業後、日本出版販売(日販)に勤めていたが、新聞広告でAプロダクション(現:シンエイ動画)のアニメーター募集を見つけ、応募したところ採用される。
日販を2ヶ月で退職して、1966年に一期生としてAプロダクションに入社。
尚、当時は百数十名の応募に対して、合格は中村含め4人という狭き門だった。
同期には須田正己、人見倫平がいたが、いずれも研修してすぐに離れてしまい、机を並べて仕事することはなかった。
中村は一人残り、楠部大吉郎や大塚康生、小林治ら東映動画出身の先輩アニメーターから技術を吸収して、多数のアニメで原画を担当した。
1976年9月、Aプロダクションがシンエイ動画に改組された際に多くの先輩・同僚が独立する。
中村にも移籍のオファーがあったが、会社を辞めるのが面倒だったのと、残った後輩を置いて ……
中村英一さんが誕生してから、77年と265日が経過しました。(28389日)