宮本憲一みやもとけんいち
経済学者[日本(台湾)]
1930年 2月19日 生 (満94歳)
宮本 憲一(みやもと けんいち、1930年2月19日 - )は、日本の経済学者。
専門は、財政学・環境経済学。
大阪市立大学名誉教授、滋賀大学名誉教授、大阪市立大学名誉博士、金沢大学名誉博士。
元滋賀大学学長。
日本学士院賞受賞。
経歴=
1930年(昭和5年)に日本統治時代の台湾の台北市で生まれで外地で育った。
父は台湾電力に勤務する経理課長。
海軍兵学校予科在学中、針尾島を経て、疎開先の山口県防府市で終戦を迎える。
台湾の実家と連絡がとれなくなったため復員列車で本籍地の石川県の伯父の家に移り、県学務課長に交渉して金沢二中(石川県立金沢錦丘高等学校)に編入した。
極貧の生活状況の中金沢市の引揚者住宅に住み、働きながら学校に通い留年しつつも、1950年第四高等学校文科卒業。
大学受験に失敗し旧制名古屋大学経済学部に入学。
1953年卒業(旧制最後の卒業生)。
同期の大江志乃夫と親しい。
大学在学中、経済思想史の水田洋教授の講義に感銘を受け、研究者を志すようになる。
水田ゼミナールに1期生として参加し古典を学んだ。
大学3年次金沢大学図書館で卒論を書いていたところ正木一夫教授の目に止まり、正木の誘いを受け大学卒業後金沢大学法文学部助手となる。
やがて財政学者として活動するようになる。
1961年、静岡市で開かれた自治労の集会で四日市ぜんそくの実態を知り、公害問題を研究するようになる。
1963年、都留重人一橋大学経 ……
宮本憲一さんが誕生してから、94年と275日が経過しました。(34609日)