高杉良たかすぎりょう
作家[日本]
1939年 1月25日 生 (満85歳)
高杉 良(たかすぎ りょう、1939年1月25日 - )は、日本の小説家。
経済小説の巨匠として知られる。
本名は杉田亮一。
経歴=
東京府(現:東京都)出身。
小学6年生だった昭和25年(1950年)の夏休みに、2歳上の姉、4歳下の弟、9歳下の妹の3人とともに千葉県二宮町(現:船橋市)にあったキリスト教系の養護施設に預けられた。
その経験をもとに自伝的長編小説『めぐみ園の夏』を2017年5月に上梓している。
子供の頃から病弱で、入退院を繰り返しながらグリム兄弟やアンデルセンの童話に没頭し、童話作家を志したこともある。
早大中退。
業界紙の『石油化学新聞』に入社後、編集長まで務める。
業界紙に務めている時に急性肝炎で入院し、会社に対して負い目を感じたことに加え、小学校からの友人だった大竹堅固(当時日本経済新聞記者)から小説を書くことを薦められて、作家として身を立てることを決意した。
1975年に『虚構の城』で作家デビューする。
余りにリアリティーのあるストーリー展開だったために、モデルとなった出光興産の社員による内部告発ではないかと噂されるほど反響が大きかった。
その後もサラリーマンの立場に立って数々の経済小説を著す。
初期の作品は、大物ではないながらも逞しく生きるサラリーマン像(ミドル)を描いたものが多いが、時代が下るにつれて、よりダイナミックな起業家や経営者、組織の腐敗にスポットを当てるようになった。
最近 ……
高杉良さんが誕生してから、85年と301日が経過しました。(31347日)