ユアン・リーYuan-Tseh Lee
化学者[台湾→アメリカ]
1936年 11月29日 生 (満87歳)
李 遠哲(り えんてつ、1936年〈昭和11年〉11月19日 - )は、台湾の化学者。
カリフォルニア大学バークレー校名誉教授、名古屋大学高等研究院名誉院長。
ローマ教皇庁科学アカデミー会員。
日本学士院客員。
学位はPh.D.(カリフォルニア大学バークレー校)。
台湾出身者として初めてノーベル賞(1986年ノーベル化学賞)を受賞した(受賞時はアメリカ国籍も保持)。
概要=
特定の物理化学の研究で知られており、特に、交差分子線を使用して化学反応の挙動を調査および操作するための高度な化学動力学技術の使用で知られている。
それらの業績により、ノーベル化学賞を授与されている。
また、台湾以外の各国においても顕彰されている。
日本でも名古屋大学や早稲田大学から名誉博士号を授与されるなど、2007年(平成19年)1月に日本学士院客員に選定されている。
来歴=
生い立ち=
1936年、日本統治下の台湾の新竹州新竹市にて、画家の李澤藩(中国語版)の息子として生まれる。
母は幼稚園の園長であった。
日本統治時代末期に行われた日本語推進政策の影響で、9歳までは日本語だけを話しており、台湾語は不得意であった。
1943年、新竹公学校(現・新竹国小)に入学。
第二次世界大戦の終戦後、中国語と台湾語を学ぶ。
高等中学校時代に肺病を患い、この頃にマリ・キュリーの伝記の影響で化学者を志すようになった。
大学・大学院時代=
新竹中学(現・国立新竹高級中学) ……
ユアン・リーさんが誕生してから、87年と357日が経過しました。(32134日)