大村幸弘おおむらさちひろ
考古学者[日本]
1946年 9月7日 生 (満78歳)
大村 幸弘(おおむら さちひろ、1946年 - )は、日本の考古学者。
中近東文化センター主任研究員、アナトリア考古学研究所長、カマン・カレホユック遺跡調査隊長。
来歴・人物=
岩手県出身。
盛岡藩の火業師(砲術師)で、エトロフ島事件に遭遇しロシア人の捕虜となった大村治五平の子孫。
兄・大村次郷は写真家。
作家の森荘已池は伯父(母親の兄)。
父の大村次信は元満州国協和会職員で、終戦直後に満州国から一家での命がけの引き揚げを経験しており、幸弘は一家が盛岡の実家に帰り着いた3日後に生まれている。
早稲田大学第一文学部西洋史科卒業。
トルコ給費生としてアンカラ大学言語・歴史・地理学部ヒッタイト学科に留学。
中近東考古学科博士課程修了。
帰国後、中近東文化センターに勤務。
1986年よりトルコのカマン・カレホユック遺跡の発掘調査に従事する。
2017年9月に、トルコ・アナトリア地方の古代遺跡の紀元前2250~同2500年の地層から、製鉄関連の最古級の遺物(酸化鉄を多く含む分銅形をした直径約3センチの塊)を発見し、話題になった。
受賞歴=
1981年『鉄を生みだした帝国』で講談社ノンフィクション賞受賞
2004年『アナトリア発掘記』でパピルス賞受賞
2011年 第1回三笠宮オリエント学術賞受賞
著書=
『埋もれた古代帝国〈トルコ発掘日誌〉』JTBパブリッシング 1978年
『鉄を生みだした帝国-ヒッタイト発掘』日本放送出版協会<NHKブックス> 1981年
『トルコ ……
大村幸弘さんが誕生してから、78年と75日が経過しました。(28565日)