藤田達生ふじたたつお
歴史学者[日本]
(三重大学教授・日本近世国家成立史)
1958年 10月8日 生 (満66歳)
藤田 達生(ふじた たつお、1958年10月8日 - )は、日本の日本史学者、三重大学教授。
織豊期研究会会長。
専門分野は、日本近世国家成立史の研究である。
経歴=
愛媛県新居浜市生まれ。
1981年愛媛大学教育学部中学校教員養成課程(社会科)卒業、1987年神戸大学大学院博士課程修了、「日本中世における地域的権力の研究 -近江国を事例として」で学術博士。
同年神戸大学助手、1993年三重大学教育学部助教授、2003年教授。
2015年三重大学大学院地域イノベーション学研究科教授兼任。
2017年織豊期研究会会長。
2018年三重大学評議員。
2021年三重大学副学長。
学説=
織豊期研究者にあって、本能寺の変研究は不可避のテーマとする立場をとっている。
20年来、四国説・明智光秀と羽柴秀吉との派閥抗争・鞆幕府論の三層構造から議論を展開している。
爾来、「将軍義昭黒幕説」は主張していないと説き、『明智光秀伝:本能寺の変に至る派閥力学』(小学館、2019年)では、「黒幕説」「陰謀論」と類型されるのは読者の『謎とき本能寺の変』のミスリードだとし、新史料にもとづき、足利義昭の帰洛に向けての動きと天下統一を目前に控えた織田政権内の矛盾がリンクして発生した政変と位置づける。
豊臣平和令を豊臣政権論・地域社会論の立場から否定し、幕藩体制成立まで見通した議論を展開する。
受賞=
2013年 第28回愛媛出版文化賞 第1部門賞(研究・評論)『秀吉と海賊大名:海から見 ……
藤田達生さんが誕生してから、66年と44日が経過しました。(24151日)