安部龍太郎あべりゅうたろう
作家[日本]
1955年 6月20日 生 (満69歳)
安部 龍太郎(あべ りゅうたろう、1955年(昭和30年)6月20日 - )は、日本の小説家。
本名は安部 良法。
日本文芸家協会会員。
日本ペンクラブ会員。
略歴=
福岡県八女市(旧・黒木町)生まれ。
国立久留米工業高等専門学校機械工学科卒。
学生時代から太宰治、坂口安吾などの作品を読んできた。
高専時代、熱中したラグビーで大けがを負い1年間休学。
このとき坂口の「堕落論」を読んで作家を志すようになった。
21歳で上京して東京都大田区役所の矢口出張所に勤めたのち、異動となった下丸子図書館で「図書館報」の編集に携わった。
それまで、同人誌などに小説を書いていたが、妻子がいた29歳のときに公務員を退職し、2年間に限定して小説の執筆に専念した。
この間、歴史小説で初めて最終選考に残ったため、さらに1年延長して創作に没頭、このとき応募した新作が編集者に認められた。
1988年、短編「師直の恋」(『小説新潮』)で文壇にデビュー。
まもなく、別の作家からの引き継ぎで取り組んだ週刊誌(『週刊新潮』)の連載が好評を得、予定を越えて延長を重ねた。
この連載をもとに1990年に刊行した『血の日本史』(「日本史 血の年表」改題)が、単行本のデビュー作となった。
この作品をきっかけに「隆慶一郎が最後に会いたがった男」という逸話が生まれた。
早くから新人賞の候補に挙げられながら度々受賞を逃してきた。
その後、歴史小説家として欠落して ……
安部龍太郎さんが誕生してから、69年と157日が経過しました。(25359日)