ハワード・ヒベットHoward Hibbett
日本文学研究者[アメリカ]
(ハーバード大学名誉教授。エドワード・サイデンステッカーやドナルド・キーンと並び、戦後米国の日本文学研究に大きな足跡を残した。)
1920年 7月27日 生
2019年 3月13日 死去享年100歳
ハワード・ヒベット(Howard Scott Hibbett, 1920年7月27日 - 2019年3月13日)は、米国の日本文学研究者、ハーバード大学名誉教授。
谷崎潤一郎や井原西鶴らの作品を海外に紹介し、日本文学の国際化に寄与した。
略歴=
1920年、オハイオ州に生まれる。
1942年からハーバード・カレッジで日本文学の研究を始め、同年後半から1946年まで首都ワシントンで米軍の日本語教師を務めた。
1947年、学士号を取得してカレッジを卒業した後、18世紀の日本文学に関する研究により、1950年にハーバード大学から博士号が授与された。
カリフォルニア大学ロサンゼルス校を経て1952年からハーバード大学で教え、1958年にハーバード大学フェアバンク東アジア研究センター教授に就任した。
1959年、井原西鶴を研究した「The Floating World in Japanese Fiction」をイギリスのオックスフォード大学出版局より刊行、翌年にはアメリカでも出版された。
ここではヒベットは西鶴作品に「意識的な軽薄さ」を指摘している。
1963年には「Seven Japanese tales(七つの日本の小説)」で谷崎潤一郎の「刺青」などをアメリカに紹介した。
1964年、グッゲンハイム・フェローシップ賞を受賞し、研究助成金を受けた。
1965年から1年間に亘り妻のアキ子と共に日本に滞在し、ドナルド・キーンやエドワード・サイデンステッカーと共に谷崎などと親交を深めた。
また、川端康成のノーベル文学賞受賞にも大きく関与した。
ライシャワー研究所では研究員と ……
ハワード・ヒベットさんが誕生してから、104年と117日が経過しました。(38103日)
亡くなってから、5年と254日が経ちました。(2080日)
36023日間 生きました。