ロアルド・ホフマンRoald Hoffmann
化学者[ポーランド→アメリカ]
1937年 7月18日 生 (満87歳)
ロアルド・ホフマン(Roald Hoffmann、(1937年7月18日 - )は、アメリカ合衆国の化学者・ホロコースト生還者。
出生名はロアルド・ザフラン(Roald Safran)。
量子化学で化学反応におけるウッドワード・ホフマン則を明らかにし、1981年度のノーベル化学賞を福井謙一とともに受賞した。
来歴=
ポーランド第二共和国のガリツィア・ズウォチュフ(現ウクライナのゾーロチウ)でユダヤ系の家庭(父ヒレル・ザフラン、母クララ・ローゼン)に生まれ、探険家ロアール・アムンセン(ロアルド・アムンゼン)にあやかって名づけられた。
第二次世界大戦で一家はまずソ連占領下に置かれ、1941年からはナチス・ドイツ占領下に置かれて強制収容所に送られた。
彼と母は1944年に父の努力で脱出し、匿われたが、父は殺された。
1944年6月にソ連の赤軍によって解放され、プシェムィシルを経てクラクフに移り、母はパウル・ホフマンと再婚した。
1946年に一家はポーランドを脱出し、チェコスロバキアを経て、オーストリアのリンツ近郊にあるビンダーミッヒル避難民キャンプに移動し、1947年には西ドイツのアーレン近郊のヴァッサーアルフィンゲン収容所からミュンヘンに移動、1949年に渡米し、ニューヨークのブルックリンに定住した。
コロンビア大学を1958年に卒業、ハーバード大学大学院でウィリアム・リプスコムについて学び、1962年に博士号を取得した。
1965年コーネル大学の准教授になり、1968年に教授に就任 ……
ロアルド・ホフマンさんが誕生してから、87年と126日が経過しました。(31903日)