サミュエル・ティンSamuel Chao Chung Ting
物理学者[アメリカ]
(「ジェイプサイ中間子の発見」によりノーベル物理学賞受賞。)
1936年 1月27日 生 (満88歳)
サミュエル・ティン(Samuel C. C. Ting、中国名:丁肇中、1936年1月27日 - )は中国系アメリカ人の研究者。
バートン・リヒターと共にジェイプサイ中間子の発見により1976年にノーベル物理学賞を受賞した。
経歴=
ティンの祖籍は山東省日照県の華僑で、父クァンハイ・ティン(丁觀海)と母ツァンイン・ジーン・ワン(王財英)はミシガン州で学生時に出会い、アナーバーで生まれた息子が2ヶ月のときに中国へ帰国した。
日中戦争の混乱で教育体制が途絶したため、ティンはそれぞれ光华大学(華東師範大学)と交通大学とミシガン大学で教育を受け科学と物理学の大学教授であった父と母から家庭教育を授けられる。
中国の内戦に続く国の分割の折、一家は台湾に逃れ、両親はやがてそれぞれ国立台湾大学(NTU)で工学を教え始める。
サミュエル・ティンは1948年に台北市立建国高級中学(建中)から台湾省立工学院(現・国立成功大学)に進学、20歳の時にアメリカへ戻り、ミシガン大学で1959年に数学と物理学で学位を得る。
1962年に物理学で博士号を受け、1963年に原子核の研究を欧州原子核研究機構(CERN)で行なうと、1965年よりコロンビア大学で教鞭をとり、同校在籍中にドイツ電子シンクロトロン研究所でも研究した。
1969年からはマサチューセッツ工科大学(MIT)の教授。
宇宙空間から高エネルギーの宇宙線を観測してダークマターの存在などを研究するアルファ磁気分光器を提唱し、1998年にスペー ……
サミュエル・ティンさんが誕生してから、88年と299日が経過しました。(32441日)