中山可穂なかやまかほ
作家[日本]
1960年 12月19日 生 (満63歳)
中山 可穂(なかやま かほ、1960年 - )は、日本の小説家。
「天使の骨」で第6回朝日新人文学賞、『白い薔薇の淵まで』で第14回山本周五郎賞を受賞。
略歴=
1960年(昭和35年)愛知県名古屋市生まれ。
早稲田大学教育学部英語英文科卒業。
大学卒業後に劇団を主宰し、作・演出・役者をこなすも、のちに解散となる。
芝居(演劇)をやめてからの空白の5年間を経て、30歳ごろから会社員をしながら小説を書きはじめる。
1992年(平成4年)に「ルイジアンヌ」でTOKYO FMショート・ストーリー・グランプリを受賞。
翌1993年(平成5年)に、マガジンハウスへ持ち込んだ『猫背の王子』でデビュー。
1995年(平成7年)、「天使の骨」で第6回朝日新人文学賞を受賞。
2001年(平成13年)、『白い薔薇の淵まで』で第14回山本周五郎賞を受賞。
2002年(平成14年)に『花伽藍』が第127回直木三十五賞候補作品となる。
作風・評価=
女性同士の恋愛(レズビアン)をテーマにした、切なくて純度の高い作品が多いのが特徴。
初期の頃は過激な性描写とともにこのテーマを徹底的に追求する作品群で知られていた。
しかし、『ケッヘル』以降、作品世界を広げ、女性同士の恋愛だけでなく、男女の恋愛や男性同士の恋愛、親子愛や広く人間愛をテーマとした作品も数多く発表している。
作家自身は「ビアン作家」と呼ばれることを嫌悪しており、レズビアン小説の枠を超えた、骨太のストーリー性を有する、人間存 ……
中山可穂さんが誕生してから、63年と337日が経過しました。(23348日)