木谷明きたにけんいち
裁判官、法学者[日本]
1937年 12月15日 生 (満87歳)
木谷 明(きたに あきら、1937年〈昭和12年〉12月15日 - 2024年〈令和6年〉11月21日)は、日本の弁護士、裁判官。
位階勲等は従三位瑞宝重光章。
東京高等裁判所部総括判事等を歴任し、退官後に法政大学法科大学院教授を務めた。
経歴=
囲碁棋士・木谷實九段の次男。
神奈川県平塚市に生まれる。
女流棋士の小林禮子、アナウンサーの吉田智子は妹。
神奈川県立平塚江南高等学校を経て、東京大学法学部在学中に司法試験に合格し、1961年(昭和36年)に大学を卒業して司法研修所に入所。
司法修習を経て、1963年(昭和38年)に判事補任官(東京地裁)。
最高裁事務総局刑事局付、最高裁判所調査官、水戸家裁所長、水戸地裁所長などを経て、2000年(平成12年)5月に東京高裁部総括判事を最後に依願退官。
同年6月、公証人(霞ヶ関公証役場)となる。
2004年(平成16年)から2012年(平成24年)まで法政大学法科大学院教授を務め、2012年(平成24年)より弁護士。
2008年秋の叙勲で、瑞宝重光章を受章した。
刑事裁判の有罪判決が99.9%以上を占めると言われる日本の裁判所にあって、珍しく無罪判決を書くことに積極的だった裁判官として知られ、現役中に30件以上の無罪判決を確定させた実績を持つ。
彼は、日本の裁判官のほとんどが検察の言いなりに動いて有罪判決ばかりを書き、多数の冤罪判決を生み出し続けていると批判される現状について、「私はかなり多くの無罪判決を出しましたが、1件だ ……
木谷明さんが誕生してから、87年と152日が経過しました。(31929日)