木村迪夫きむらみちお
詩人[日本]
1935年 10月9日 生 (満89歳)
木村 迪夫(きむら みちお、1935年10月9日 - )は、日本の農民詩人、文筆家。
エッセイスト。
ジャーナリスト。
詩誌「山形詩人」代表。
農民文学会、現代詩人会会員。
経歴=
山形県上山市牧野生まれ。
本名・廸男。
5人兄弟の長男として生まれ、父を小学校4年の時、戦争によって失った。
山形県立上山農業高等学校(後の山形県立上山明新館高等学校)定時制課程卒業。
山びこ学校出身の佐藤藤三郎は同級生。
高校時代から詩を書き始め、文化祭で登壇した農民詩人の真壁仁による宮沢賢治をテーマにした講演に感銘を受け、卒業式の日、真壁を訪ねて「詩を書き続ける」と誓った。
1957年には真壁が創刊した同人誌『地下水』に参加する。
卒業と同時にサクランボの自営農に従事。
20代では青年団活動の中心メンバーとして多くの社会運動に参加するが、農業のみでの自活は苦しく、農閑期には静岡のミカン畑、東京の工事現場へと出稼ぎに出た。
1971年、コメ減反政策推進を機に廃棄物処理業との兼業農家に転身する。
処理業のため購入した中古の2トントラックには「人民服務号」の文字塗装を施した。
その後、小川紳介監督のドキュメンタリー映画である『牧野村物語』に関わり、また原村政樹監督の長編記録映画『無音の叫び声 農民詩人・木村迪夫の牧野物語』も製作された。
同作は第31回農業ジャーナリスト賞を受賞。
山形を拠点に長年活動し続けてきた農民詩人とし ……
木村迪夫さんが誕生してから、89年と44日が経過しました。(32551日)