道下匡子みちしたきょうこ
作家、翻訳家[日本(樺太)]
1942年 4月26日 生 (満82歳)
道下 匡子(みちした きょうこ、1942年4月26日 - )は、日本の作家、翻訳家。
人物・来歴=
樺太豊原市生まれ。
父親は石川県珠洲郡蛸島村(現・珠洲市)出身で、樺太庁警察部に勤務した。
医師で北海道の地域医療に尽くした道下俊一は長兄にあたる。
後真岡町に移り、1945年8月のソ連の対日参戦に遭遇する。
終結後はソ連占領下の真岡で1年余りを過ごす。
1946年12月日本に引揚げた後は、北海道旭川市、札幌市で育った。
北海道札幌北高等学校時代の1960年にAFS交換留学生としてアメリカ合衆国ウィスコンシン州の高校に学び、1967年にウィスコンシン大学卒業後、ニューヨークの国連本部に勤務。
1969年、帰国。
1997年まで東京アメリカン・センターのアーツ・プログラム・スペシャリストとして、現代アメリカ文化の紹介をするほか、翻訳、執筆を通して、ジョージア・オキーフとグロリア・スタイネムを紹介。
1995年に亡父の手記と自身や家族などの記憶を元に、前記の樺太での体験を綴ったノンフィクション『ダスビダーニャ、わが樺太』でノンフィクション文学賞蓮如賞優秀作。
著書=
『センシャル・ライフ 男も翔ぶ女の生き方』(講談社) 1980.8
『ダスビダーニャ、わが樺太』(河出書房新社) 1996.1
『ブルー・アワー』(三一書房) 2008.11
翻訳=
『ジョージア・オキーフ 崇高なるアメリカ精神の肖像』(ローリー・ライル、パルコ出版局) 1984.2
『プレイボーイ・クラブ潜入記 新・生きかた論 ……
道下匡子さんが誕生してから、82年と209日が経過しました。(30160日)