ダグラス・ワキウリDouglas Wakiihuri
マラソンランナー[ケニア]
1963年 9月26日 生 (満61歳)
ダグラス・ワキウリ(Douglas Wakiihuri、1963年9月26日 - )はケニアの男子マラソン選手である。
人物・来歴=
ケニアのランガタ(Langata)地区で育つ。
1980年代前半、世界の男子マラソンをリードしていた瀬古利彦に憧れて、19歳の時にヱスビー食品陸上部に入部し、名伯楽・中村清監督の指導により、生来の素質を開花させていった。
1987年に世界陸上選手権(ローマ)で優勝、翌1988年のソウルオリンピックで銀メダルを獲得し、世界のマラソン選手のトップアスリートとしての地位を確立。
1990年代初頭にはジェリンド・ボルディン、スティーブ・モネゲッティとともに「マラソン世界3強」とうたわれた選手だった。
1991年以降は低迷したが、1995年のワールドカップマラソンでは優勝した。
しかし、1996年のアトランタオリンピックには出場ならず、現役を引退した。
現在は日本の那須町在住で、各地のマラソン大会にゲスト出場するかたわら、歌手としても活動している。
2009年5月、故郷ケニアで開催された自然環境保護をテーマとしたハーフマラソン大会では、実行委員長を務めた [1]。
エピソード=
1987年ローマ世界陸上選手権で当初、下馬評には挙がらないほど無名であったため、ワキウリが優勝者のインタビューで、流暢な日本語で話すのを海外のメディアが驚き、「彼は日本人なのか」と言ったほど。
海外ではワキウリが瀬古利彦のチームメイトであったことが知られていなかったようである。
ダグラス・ワキウリさんが誕生してから、61年と57日が経過しました。(22337日)