勝木敏之かつきとしゆき
俳優[日本]
1933年 生
没年不詳
勝木敏之(かつき としゆき、1933年 - )は、青森県出身の元俳優。
本名は長内章蔵。
昭和30年代に放送されて人気を博した連続テレビドラマ『快傑ハリマオ』のハリマオ役として知られる。
来歴=
1933年、青森市に生まれる。
1952年、青森県立青森工業高等学校電気科を卒業後、日本大学芸術学部映画学科に進学。
1956年、劇団俳優座の演劇研究所付属俳優養成所の第8期生となる。
同期には山﨑努・水野久美・山本耕一・河内桃子・柳川慶子などがいる。
1960年から1961年まで日本テレビ系列で放送された宣弘社製作のテレビドラマ『快傑ハリマオ』では、一般公募による200人の中から主役に選ばれてハリマオを演じた。
芸名は、LP「なつかしの少年映画名作劇場 快傑ハリマオ」に寄せた安井ひさしの紹介によると、宣弘社社長の小林利雄が自分の名前の「利」を「敏」に変えて命名したと言う。
『快傑ハリマオ』で共演した町田泉は「真面目で静かな人。
(劇中で使用する)フェンシングや鞭の練習を一生懸命行っていた」と回想している。
また、町田と同じく『快傑ハリマオ』で共演した内藤雅行も「物静かで優しい人。
徹底してハリマオの動きを研究していた人だった」と語っている。
番組終了当時、子供たちの間では『ハリマオ役の俳優が撮影中にゾウに踏まれて(またはワニに食べられて)死亡したために番組が終了した』という噂話がまことしやかに囁かれるという事象が発生したが ……