琴錦功宗ことにしきかつひろ
元相撲力士[日本]
1968年 6月8日 生 (満56歳)
琴錦 功宗(ことにしき かつひろ、1968年(昭和43年)6月8日 - )は、群馬県群馬郡箕郷町(現:高崎市)出身で佐渡ヶ嶽部屋に所属した元大相撲力士。
本名は松澤 英行(まつざわ ひでゆき)。
最高位は東関脇。
現在は年寄・朝日山。
来歴=
柔道より相撲=
箕郷町立箕郷中学校では柔道部で活躍していたが、相撲大会にも駆り出されて蔵前国技館で行われた全国大会にも出場した。
その実績はロサンゼルスオリンピックで金メダルを獲得した山下泰裕からスカウトされるほどだった。
当初は高校進学が決まっていたが、全国大会を観戦に来ていた佐渡ヶ嶽からサインをもらった際に恵まれた体格を見出され、父親から「柔道ではメシが食えないから相撲で稼いでこい」、佐渡ヶ嶽から「相撲に来れば強いヤツとたくさん戦えるぞ。
柔道なんて目じゃねえよ」と言われ、佐渡ヶ嶽のセリフをきっかけに大相撲へ進むことを決意、1984年3月場所で「琴松澤」の四股名で初土俵を踏んだ。
同期には共に幕内で活躍する湊富士、大至、旭豪山がいる。
入門当時は当時の新弟子検査の基準ギリギリの175cm、80kgの体格であった。
佐渡ヶ嶽部屋での生活が始まって最初の朝、4時に部屋の者にいきなり鼻を殴られ、起きると鼻血が流れた。
稽古場では兄弟子も師匠や部屋頭からスコップ、バットによるかわいがりを受け、稽古場にあるテープが巻かれた竹箒500本のうち、琴松澤を殴って壊れる分だけでも一日に5〜6本が ……
琴錦功宗さんが誕生してから、56年と166日が経過しました。(20620日)