山代巴やましろともえ
作家[日本]
(旧姓・徳毛)
1912年 6月8日 生
2004年 11月7日 死去享年93歳
山代 巴(やましろ ともえ、1912年〈明治45年〉6月8日 - 2004年〈平成16年〉11月7日)は、日本の作家である。
マルクス主義の立場に立つ作家・運動家であり、代表作『荷車の歌』で農村女性を描いて人気を得た。
戦後民衆文化史研究の文脈でも注目されている。
旧姓は徳毛 巴。
経歴=
広島県芦品郡栗生村(今の府中市栗柄町)に生まれた。
1929年(昭和4年)、東京女子美術専門学校(今の女子美術大学)に入学した。
家の没落で学資が途絶えて学校を中退した後、貧民救済事業の先駆者とされる涌井まつとの出会いを機に、労働者解放運動へと身を投じた。
1932年(昭和7年)、日本共産党に入党した。
その後は女工向けの夜学やサークル活動を行なう一方で、反戦デモや党防衛カンパ闘争などの非合法の活動にも参加した。
1937年(昭和12年)に、山代吉宗と結婚した。
翌1938年(昭和13年)に神奈川県横浜市の旭硝子鶴見工場の臨時工となるが、同工場の環境の劣悪さから、環境改善の場作り、憩いのためのイベントの開催などに尽力した。
同志たちとの活動が当局の目に留まったことで、1940年(昭和15年)に治安維持法で夫婦共に逮捕され、懲役4年の刑を受けた。
刑務所での獄中に拷問により流産し、夫とも死別した。
この間、1943年3月に三次刑務所から和歌山刑務所に移送される。
同年12月、ゾルゲ事件で実刑判決を受けた九津見房子が収監され、九津見の名を知っていた山代は、図書婦と ……
山代巴さんが誕生してから、112年と167日が経過しました。(41075日)
亡くなってから、20年と15日が経ちました。(7320日)
33755日間 生きました。