中村梅玉なかむらばいぎょく
歌舞伎役者・4代目[日本]
1946年 8月2日 生 (満78歳)
中村 梅玉(なかむら ばいぎょく)は歌舞伎役者の名跡。
屋号は高砂屋。
定紋は祇園守、替紋は祇園銀杏。
解説=
「梅玉」は三代目中村歌右衛門の俳名に由来する。
「中村福助」の名跡が東西に分裂したのち、大阪の高砂屋三代目福助は「中村歌右衛門」を襲名するわけにもゆかないことから、三代目歌右衛門の俳名「梅玉」を名跡として独立させ、これを二代目として名乗った。
昭和23年(1948年)に三代目梅玉が死去し、昭和44年(1969年) にその養子の高砂屋五代目福助が死去すると、高砂屋では家系が途絶えたため遺族(笹木笑子)が「福助」の名跡を成駒屋に返上することを申し出た。
これをうけて六代目中村歌右衛門は、昭和42年(1967年)に成駒屋八代目中村福助を襲名させた養長子を、平成4年(1992年)に高砂屋の四代目中村梅玉とした。
ここに100年以上にわたって分裂していた「中村福助」の名跡は「中村梅玉」の名跡と共に統合されることになった。
(初代 中村梅玉)
初代中村歌右衛門の子、1778–1838。
初代加賀屋福之助 → 三代目中村歌右衛門 → 初代中村芝翫 → 三代目中村歌右衛門(俳名:初代梅玉)→ 中村玉助
二代目 中村梅玉
五代目三枡大五郎の養子、のち二代目中村福助の門弟、1842–1921。
実父は京の鍛冶職人。
藤岡菊太郎 → 中村玉蔵 → 四代目三枡他人 → 高砂屋三代目中村福助 → 二代目中村梅玉
三代目 中村梅玉
二代目の養子、1875–1948。
二代目中村政治郎 → ……
中村梅玉さんが誕生してから、78年と111日が経過しました。(28601日)