テレンス・タオTerence Tao
数学者[オーストラリア]
1975年 7月17日 生 (満49歳)
テレンス・タオ(英: Terence Tao、1975年7月17日 - )は、オーストラリアの数学者。
カリフォルニア大学ロサンゼルス校教授。
漢名は陶 哲軒(とう てつけん)。
専門は実解析、調和解析、微分方程式、組合せ論、整数論、表現論など多岐に亘る。
2004年、長い間未解決であった整数論の難問(素数の集合の中には任意の長さの等差数列が存在すること)を解決し(ベン・グリーンとの共同研究)、その成果により2006年にフィールズ賞を受賞した。
他に掛谷予想へ貢献し、KdV方程式が大域解を持つことを示しただけでなく、表現論とシンプレクティック幾何学に組合せ論的手法を持ち込みエルミート計量に関するHorn予想を解決した(Allen Knutsonとの共同研究)。
2012年、弱いゴールドバッハ予想にも貢献した。
2019年、コラッツの問題が「ほとんどすべての正の整数において正しい」とするプレプリントを発表し、論文は2022年5月に出版された。
略歴=
ポール・エルデシュ(左)と当時10歳のタオ、1985年撮影1975年、オーストラリア・アデレード生まれ。
2歳にして数学の才能を開花させ、テレンスは幼少期から数字に囲まれた生活をしていたという。
弟が2人おり、3兄弟揃って数学に飛び抜けた能力を持つ。
8歳で受験したSATで720点(800点満点)を取る。
9歳で実家からほど近いフリンダース大学に飛び級で入学し、本格的に数学の勉強に取り組んだ。
1986年、10歳にして国際数学オリンピックに出場し、銅 ……
テレンス・タオさんが誕生してから、49年と128日が経過しました。(18025日)